綺麗に撮ったつもりだったけど、見返してみたらなんか微妙……。
そういった写真の多くは、「構図」を頭に入れて撮れば劇的に良くなります。
構図は一眼レフなどのカメラだけでなくスマホでも使うことができるので、まずは基本的な7つの構図を覚えて残念スマホ写真から卒業しましょう!
本記事の執筆者
この記事を最後まで読むことで、今日から見違えるような写真を撮ることができますよ。
写真の構図ってなに? 基本的な考え方
構図とは、写真のどの位置に何を置くかという配置決めの型のこと。
空手に型があるように、写真の型である構図を意識して撮影するだけでバランスの良い写真を撮ることができます。
構図さえしっかりしていれば多少色味や明るさが微妙でもちゃんとした写真に見えるので、写真を撮るときにはまず構図を意識するところからはじめましょう。
覚えておきたい写真の構図【基礎編】
構図のうち、様々な場面で活用できる基本的な構図を3つ紹介します。
覚えておきたい写真の構図【基礎編】の一覧はこちら。
覚えておきたい写真の構図【基礎編】
- 三分割構図:画面を9分割して配置
- 日の丸構図:撮りたいものをど真ん中に
- 対角線構図:ななめの線を意識
三分割構図は王道!写真撮るならまず覚えよう
三分割構図とは、画面を縦横にそれぞれ三分割して、9分割された線や交点を基準に被写体を配置するという構図ですね。
写真の構図として真っ先に覚えるべき王道の構図で、覚えておけば大体の写真がそれっぽく見えるという万能さがあります。
三分割構図のポイント
- 海や山などの風景写真との相性バツグン
- 目線の先には余白をつくるようにする
- 水平垂直を意識する
簡単さNo.1!インスタ向きの日の丸構図
日の丸構図は、日の丸の旗のように被写体を画面中央に置いて撮る構図。被写体を引き立たせたいときに有効ですね。
正方形でも映えるので、Instagramでも人気の構図として知られています。
横を向いた人や動物を日の丸構図にすると違和感が出やすいため、そういった被写体の場合は三分割構図にするのがおすすめですよ。
日の丸構図のポイント
- 人や動物の場合、正面から撮るのがおすすめ
- 視線が迷わないように、シンプルに撮ろう
- インパクトのある被写体だとより映える
躍動感のある写真に!対角線構図
対角線構図とは、写真の対角線上に撮りたいものを配置する構図です。
奥行きを出したいときや立体感を出したいときには特に有効で、対角線を意識して撮影するだけで躍動感のある写真にすることができます。
初心者の方でも取り入れやすい構図なので、試してみてくださいね。
対角線構図のポイント
- 対角線じゃなくても、ななめになっていればOK
- 手前と奥に物を置くと遠近感を出せる
- 直線的な鉄道や橋などと相性が良い
覚えておきたい写真の構図【応用編】
構図の中でも、使えるとちょっと一目置かれるような構図を4つ集めました。
覚えておきたい写真の構図【応用編】の一覧はこちら。
覚えておきたい写真の構図【応用編】
- 三角構図:安定感のある構図
- 額縁構図:静かながらも力強い写真に
- トンネル構図:明暗差で被写体を強調!
- アルファベット構図:曲線美と優雅さを演出
三角構図で安定感のある写真を撮ろう
三角構図は、下に重心を置くことで安定感を出すことのできる構図。
東京タワーやピラミッドなど、大きな建造物を撮影するときに使える構図ですよ。
下から煽るように撮ることで、迫力のある写真にすることができます!
額縁構図のポイント
- 上から撮るより下から撮るのに向いてる構図
- 東京タワーやピラミッドとの相性は抜群!
- 安定感が重要だから、水平垂直を意識
静かだけど印象的!額縁構図で差をつけろ
額縁構図は、写真の中にさらにフレームを作ることで被写体をより強調するような構図です。
躍動感のある対角線構図と比べると落ち着いた印象になりますが、静かながらも力強い写真になります。
門や窓と相性が良く、被写体に枠をつけるようなイメージで撮影すると綺麗に写りますよ。
額縁構図のポイント
- 日の丸構図との組み合わせが抜群!
- 直線で構成されている建物と相性が良い
- ななめに写ると悪目立ちするので、水平垂直を意識
【印象的な写真に】ワンランク上のトンネル構図
額縁構図と似ていますが、トンネル構図と額縁構図には違う良さがあります。
トンネル構図の特徴は、被写体周辺とそれ以外の明暗差によって印象的な写真をつくり、被写体に目線を誘導することができるところ。
暗いところから光が差し込むような場所を見つけたらチャンス!トンネル構図を使ってかっこいい写真を撮ってみましょう。
トンネル構図のポイント
- 額縁構図=枠で被写体を強調
- トンネル構図=明暗差で被写体を強調
- 暗い部分はごちゃごちゃしない方が映える
曲線美と優雅さを出すならアルファベット構図(C字・S字)
アルファベット構図とは、アルファベットの形に沿って被写体を配置する構図のこと。
よく使われるのはC字構図とS字構図。曲線をうまく利用した写真に向いています。
曲線は奥行きや優雅さを表現できるので、余裕のある印象を与えることもできますよ。
アルファベット構図のポイント
- 曲線を見つけたらC字かS字を意識!
- C字構図=丸みを帯びた食器をはじめとした料理系
- S字構図=曲がりくねった道や川、クラゲやボディラインなど
まとめ【脱初心者】スマホ写真をオシャレに!まず覚えたい構図7選
この記事では、基礎編として3つの構図と応用編として4つの構図についてご紹介しました。
構図の引き出しを自分の中に作っておけば、撮れる写真の幅はグッと広がります。
いろんな構図を試して、好きな構図を見つけてみてくださいね。